御行塚
語り伝えによると、
御行塚の由来
その昔五穀を断って諸国を遍歴している一人の僧侶が村を訪れたが、 その時はすでにそば粉を水でこねて一日に一椀食べるだけで、 更に“十穀断ち” “木の実断ち”となりついに水しか口にしなくなり、 やがて村人に自分の死を予告した。
御行塚
村人は僧侶の言葉に従って檜の棺を作り、 その中に安座させて竹筒で息抜きを作り土の中に埋めた。 僧侶は棺の中で鉦(かね)を打ち続け、 その音は21日間も村人に聞えたと言う。 村人はその場所に塚を築き、 桜の木を植えてその根元に卵形の石碑を建てたという事である。 その石碑に専海という文字が刻まれているところを見ると、 旅の僧侶の名前であろうと思われる