高湯温泉はすべてが自然湧出に加え、ポンプなどの動力による揚湯が一切なく、源泉から各旅館の浴槽まで自然の地形を活かした自然流下で引湯されている。江戸の開湯以来400年間このスタイルを維持している温泉は国内でも非常に珍しく、まさに究極である。
高湯の湯は活性力に富み、皮膚をはじめ、酸化して錆び付いた体の細胞を修復する力(還元力)が極めて強い。しかも、100%源泉かけ流しで常に浴槽が新鮮で濃厚な温泉成分の湯で満たされているため、湯に浸かっている間は、この突出した還元作用が衰えない。
国内でもトップクラスの還元力、抗酸化力を持つ高湯の湯は、皮膚の下の結合組織から血液、リンパに入り、全身の細胞へ運ばれ、老化、疾病の原因となる活性酸素を抑制し、紫外線に対する抵抗力を高める。また、PH2.8を誇る酸性硫黄泉は、代謝を促進しシミやシワを抑える抹消血管血流速度を上げ、“美肌”や“美白”を促すと考られる。
活性酸素の化学反応を引き起こしやすいフリーラジカル(遊離基)は、細胞膜や生体膜を酸化させてDNAを傷つけ、ガンや生活習慣病を引き起こすことで知られる。高湯の湯に溶解している成分には、このフリーラジカルの中でも最強のヒドロキシラジカルを無害化する水素の他、同じ還元剤である硫黄物も大量に含まれている。
「通い湯治」と宿泊を伴う「プチ湯治」モニターで湯治前後の酸化ストレスをそれぞれ検証したところ、湯治後は双方で酸化ストレスの減少が確認された。この結果から継続的な温泉浴は、老化促進の抑制や認知症、介護、寝たきり予防の対策にも有効だと考えられる。
体内の酸化を抑制する抗酸化物質の測定において、参加モニターのほぼ全員が湯治後、抗酸化力が改善し健康度が向上した。特に長期の「通い湯治」では約42%が1.5倍以上の値を示した。免疫細胞は、体温を上げることで活性化できる。病原体は37度以下の温度で最も増殖する。体を温める温泉浴は日本人が利用してきた即効性のある免疫活性化方法であり、高湯温泉での温泉浴は現代医療の薬では難しい予防医療としての高い可能性を秘めている。
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